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インコの雛をお迎えするシーズンと言えば、
真っ先に浮かぶのが春です。
こんにちはきなこのお父さんです。
春は気候が温暖で気温の変化も少ないので、
インコの雛を育てるのに最適なのです。
春についで育てやすい季節なのが秋です。
しかし、春は日を追う事に、暖かくなりますが、
秋は徐々に冬に向かう季節です。
一日の寒暖差が激しい季節とも言えます。
・秋は寒暖差が激しい。
秋は朝晩の気温差が激しいので、雛の防寒対策が必要です。
インコの雛は免疫力が低く、自ら体温調節する事が出来ません。
元々、平熱が40℃以上もあるインコ。
きなこが住んでいるここ東京の
10月の平均気温は、最高気温が22℃と高いものの、
最低気温は15℃です。
11月になると、さらに気温が下がり
最低気温は10℃を下回りまわります。
日本の主な都市の平均気温
札幌 最高気温 高16℃ 低 7℃
福島 最高気温 高16℃ 低 5℃
東京 最高気温 高22℃ 低15℃
大阪 最高気温 高23℃ 低15℃
名古屋 最高気温 高23℃ 低13℃
福岡 最高気温 高23℃ 低14℃
高知 最高気温 高23℃ 低13℃
沖縄 最高気温 高27℃ 低22℃
お住まいの地域によっても対策は異なりますが、
ひとつだけ言える事は、日本列島どこを切りとっても、
寒い季節に向かっていると言う事実です。
現代では繁殖技術が向上し真冬でも孵化させて、
ペットショップに並びます。
そこで気をつけて頂きたいのが、雛は寒さに弱いって事です。
・雛は寒さに弱い!
私たち人間と共に生活を送る中で、軽視しがちなのが、雛の保温です。
あなたは寒ければ、上に一枚羽織れば済みますが、
雛は身体を膨らませて体温が奪われるばかりです。
これは生命に関わる大事な事です。
しっかりと雛のケージを保温する必要があります。
保温力の高い水槽などを活用して、
雛の環境を一定した温度に保ちます。
ケージ内の室温は28℃~32℃が理想とされています。
雛ちゃんが寒がらない室温に調整しましょう。
サーモスタッドヒーターなどがおススメです。
※ポイントは身体を膨らませていないかです。
・雛だけを24時間保温する難しさ。
あなたの自宅の部屋を25度に設定しても、
雛ちゃんの環境が寒かったら何にもなりません。
大切なひとつに命を預かったのはあなたです。
オカメインコが成鳥になるまで約1年。
セキセイインコだと半年で成鳥になります。
特に見落としがちなのが、羽が生え揃った雛に対する扱いです。
この時期、巣立ち間もない若鳥がもっとも落鳥しやすいです。
まだまだ、未熟だという認識を持って下さい。
表面的には羽が生え揃って見えますが、羽毛は生え揃っていないのです。
常に保温を怠らないようにしてください。
また体重の変化、エサを食べる量などを記録して
異変があればすぐに掛かり付けの医師に相談しましょう。
免疫力が高まる成鳥になるまでは、
しっかりと雛の成長を見守りましょう。
インコはどの鳥種でも生後1年は、とても体調を崩しやすいです。
インコの雛は寒さに弱いです。
例えば、真冬に検診等で外出して、寒くなれば雛の体温が下がります。
あっという間に免疫力が低下してしまいます。
保温不足は食欲を奪い落鳥させるケースも考えられます。
一日中、24時間体制で、一定の温度管理をする。
ケージ内を保温できると断言できる方だけ
これからの季節に雛をお迎えして頂きたいと思います。
余程の事情がない限り、秋から冬の雛インコのお迎えは、
初心者さんにはおススメしません。
春のお迎えして、暑い夏を経験して、
秋の過ごしやすいシーズンをへだてる。
そして、厳しい冬のシーズンを乗り切る。
こうして、雛インコは丈夫な体に成鳥になるのです。
生後1年が経過したインコは、多少の寒さにも強くなります。
きなこをお迎えしたのは2月22日でした。
2018年の梅雨は寒暖差が激しいかったです。
不安定な気候だったので、なんだかんだと初夏まで水槽生活でした。
水槽は一定の室温に保ちやすいのでとても便利です。
それに、ひとつ持って置くと、
万が一、病気やケガをした際、必ず役に立ちます。
雛インコのお迎え環境。
ケージの保温。温度管理にはくれぐれもご注意を。
続く。
今回のテーマで動画も作りました。