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木をかじるにはたくさんの理由があります。 しかし、木をかじる行為は決して悪い事ではありません。 (追記:齧ると食べる行為は別です。) ある意味で趣味のような、 また、ストレス発散にもなるのです。 こんにちはきなこのお父さんです。 半世紀に渡るインコ生活を振り返ってみると 個体によって個性が違うと感じます。 生涯、木をカジカジしていた子。 一時的カジカジしていたけど、 いつの間にかパタッと止めた子など・・・ オカメインコのきなこは、2歳半になりました。 今年の初夏に副鼻腔炎を患ってから 本格的に木をカジカジするようになりました。 現在、きなこは木をかじる事がマイブームです。 お薬を投与した直後、 急に木をガリガリとかじり出したりする事から、 きっと相当なストレスなのだと感じます。 ・かじられたくない木を隠す。 カジカジが理由で放鳥しないというお宅もあります。 柱や家具などをかじられたら、 かじらないように予防線を張って対策します。 かじっても良い木、 かじってはいけない木などインコにはわかりません。 注意したり、叱ったりすれば、 ストレスでしかありません。 最近では、木のみならず畳までかじります。 そこは何共に悩ましいのですが・・・ 叱るつもりは全くごさいません。 対策をしない人間側の責任です。 あまりにも酷ければ、 一部、ラグなどを敷く予定です。 柱やドアなどはプラ板を張って対策しています。 ・木をかじる理由とは? 猫で言えば爪とぎをするようなものです。 インコやオウムの くちばしはケラチンなので先のほうが伸びます。 インコは硬い種子を割って食べいるので、 定期的なメンテナンスが必要なのです。 普段、ギシギシと歯ぎしりをするのは、 くちばしの上下を擦っている音なのですが、 人間でいう歯磨きに当たります。 その行動は放鳥研ぎにも似ており、 下のくちばしがやすりのように ザラザラしていて 上のくちばしを研いでいるのです。 だから、木をかじる行為は、 自然とくちばしのトリミングをしているのも 理由のひとつなのです。 くちばしを摩擦する事で、 丁度良い長さに保っているのです。 哺乳類には手足がありますが、 インコやオウムには、 足はあっても手がありません。 翼では手の役割をこなせないので、 くちばしが手に相当するです。 いわば、くちばしは手であり足でもあります。 こうして考えればただ遊んでいる。 カジカジを趣味としている。 ストレス発散に遊んでいるのです。 また、くちばしがかゆい、 顔まわり周辺がかゆい場合は、 木にかゆいところを擦り付けたりもします。 皮膚が傷つくならともかくとして、 さほど心配は要りません。 ・かじるは問題行動ではありません。 カジカジする行為を問題行動と捉える方がいますが、 木をかじる理由は先にあげた通りです。 単純に鳥類にとっての暇つぶしだったりもします。 ・木を食べて大丈夫なの!? 木材の安全生活についてですが、 木材の種類によっては、 かじっても安全な木とそうではない木があります。 当然、塗装された木材はNGですよね。 ケージの止まり木などは、 カジカジしても良い木材が使われいるはずです。 その辺に落ちている木などを乾燥させて 愛鳥に与える人がいますが、 落ち木はいくら乾燥させても 除菌・殺菌はできません。 菌が残っているケースがほとんどです。 病気になる事例もあるので、 落木を与えるのは避けましょう。 また、木をかじって食べている場合は、 うんちに異常が確認されます。 (追記:インコは本能で飲み込みませんが・・・) 破片のまま誤飲すれば、 そのうを傷つける可能性はゼロではありません。 (追記:実際にカジカジから発展して、破片の飲み込むようになり 破片が消化させずにうんちと共に破片が排出された事例もあります。 内臓に大きなダメージを与える可能性があるので、 不安を感じる方は、木を完全に排除することを推奨いたします。) 誤飲程度の木は消化されますが、 大量に飲み込む可能性がある場合、 木をかじらせない対策をして下さい! 以上、木をかじるインコ 危険やリスクはないの?でした。 可能であれば、愛鳥が自由に 木をかじれる環境を用意してあげたいですね。 木をかじるはインコやオウムの本能です。 とは言え メリット、デメリットを思考した上で、 安心、安全なカジカジをさせてあげたいです。 あなたの愛鳥は木をかじりますか? 今回のテーマで動画も作りました。