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あなたはインコやオウムのくちばしは 何のためにあると思いますか? 餌を食べたり、水を飲んだり・・・ 他にも人間には到底、 真似のできないぐらい高性能で 多機能なのが鳥のくちばしなのです。 こんにちはきなこのお父さんです。 エサや水を飲む。ここまでは人間も同じですよね。 インコやオウムは咬んだり、かじったり、 また、剥いたり、掴んだり、ほじったりと 多岐に渡る用途に便利に使われます。 まあ、稀に人間界にもこのような方もいらっしゃいますが・・・ 歯を欠いたり、唇を切ってしまいそうです。 それに比べてインコやオウムのくちばしはとても頑丈なのです。 その硬いくちばしは、ケラチンという角質で覆われています。 内部には血液が流れており神経も通っているのです。 という事は、熱い、冷たいなどの温度も感じる 事ができるのです。 当然、痛みも感じます。 だからデコピンみたいに くちばしのお仕置きとかしないでね。 ホントに痛いんだから。・・・ また、ケージの網を登ったりする際、 頑丈なくちばしが役立ちます。 ロッククライミングのようにスイスイと くちばしを移動手段として活用します。 まるで人間の手のようですね。 くちばしの先端は、鋭く尖ってみえます。 そのくちばしの先はとても敏感で、 触覚刺激を感知して脳に伝える機能を果たします。 仲間との絆を確かめたり、 パートナー、つがい相手との 愛を深めるために くちばしは活躍します。 また、オスの多くは、 エサの吐き戻し行為をして親和を求めたり、 メスの場合は、発情期になると くちばしが性感帯になる個体もいます。 刺激し過ぎると無精卵を産む子もいるので、 要注意だったりします。 また、くちばしであなたと触れ合うことで 友好関係を確かめてもいます。 あなたの髪の毛をカジカジするのは、 あなたの羽を羽繕いしてくれているのですよ。 この行動は鳥同士でいう羽繕いです。 だから、お返しにたくさん、 撫で撫でしてあげてください。 羽繕いが多ければ多いほど、 ストレスが減少するという鳥の研究結果も出ているほどです。 インコやオウムのくちばしは 私たちに無償の愛を伝えてくれます。 くちばしから感じた感性は、 インコやオウムの心の安定にも繋がるのです。 以上、くちばしの秘密に迫ってみました。 今回のテーマで動画も作りました。