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オカメインコは 他の鳥種と比べて甘ったれな気がする。 セキセイインコや文鳥、ボタン、 コザクラなどなどでも 甘えん坊な子に育つ場合もありますが、 どうも、オカメインコだけは、 例外にクソ甘ったれのような気がする。 実は、その勘、当たっているんですよ。 こんにちはきなこのお父さんです。 インコやオウムは、 本来、自然界では雛から成鳥になる課程で、 ある一定の時期が来ると親は子を突き離すのです。 えー、愛情深い鳥がそんな事するの? はい、そうです。 例えば・・・ 親ライオンが子ライオンを崖から突き落とす 有名なシーンが浮かぶと思います。 猫の場合は、親猫が子猫ちゃんを追い払らいます。 子猫が『ママーご飯~』と言っても、 親猫は、『ここから、出て行け!』と突き放します。 子猫がいくら、『えっ、急にどうしたの?』 そばに来て甘えて訴えても、 『ここから出て行け!』と突き放すのです。 これは、子供からすれば巣立ちであり、 親からすれば子離れでもあります。 ・犬・猫の親離れ しかし、人間と共に暮らす動物の場合は違います。 コンパニオンアニマルである犬や猫の場合、 いつまでも人間のそばに居ることができます。 だから、永遠に親離れできないのです。 本来、親から突き放される時期がないので、 いつまでも子供のままなのです。 犬や猫は赤ちゃんの頃から育てると あなたが親のまま、大人へと成長します。 これは親が親離れをしなかった結果なのです。 鳥類の親離れ 鳥類の場合は、 犬、猫とは少し勝手が違います。 人馴れしていた雛が成鳥になったら 性格が変わってしまった例としてお話しします。 人間に育てられた雛ちゃんインコは、 やがて巣立ちを迎えます。 ※羽根が生え揃った頃になります。 さらに初フライトやひとり餌となった中雛になっても、 インコの顔つきはまだまだ子供っぽさを残しています。 一方、自然界の雛インコと言うと・・・ 巣立ちでエサの取り方を学ぶ頃です。 たいぶ、勇しく顔つきになってきます。 そろそろ、親が親離れする頃でもあります。 一方、飼い鳥はこの頃には人馴れして ベタ慣れちゃんになっています。 しかし・・・ ベタ慣れちゃんだったはずの飼い鳥ちゃんが・・・ 完全な大人になったら・・・。 ベタ慣れではなくなってしまった!! こんな経験がある飼い主さん、 心当たりがある方は多いのではないでしょうか? ・鳥類は子のほうから子離れをします。 成鳥になる過程で今まで子育てをしてくれた 人間に対して気持ちの変化が訪れるのです。 かなり意外かもしれませんが、 実はあなたを親だと言う気持ちがほとんどなくなってしまうのです。 成鳥になると自ら親離れをするのがインコやオウムなのです。 鳥は子供ほうから親離れをする動物なのです。 凄くありませんか? そして、鳥は成鳥となると、 少しずつ人間に対して、 つがい、ペアの相手へとしてシフトされるのです。 成鳥になった飼い鳥は 親離れをしてつがいを探してます。 例えば、毎日、雛の頃、 せっせとすり餌をくれたのはお母さんでした。 しかし、成鳥になる頃には、 いまは何もお世話をしなかったお父さんに ベタ慣れちゃんに・・・・ あぐっ💦 何か心当たりありませんか? このような実例は、 セキセイインコちゃん多い現象だと思います。 しかし数ある鳥種の中で 例外中の例外とも言えるインコが 一種だけ存在するのです。 大人になっても 人間に依存し続けるインコ。 永遠に赤ちゃんのまま 大人なるインコ。 それが、 オカメインコ です。 人が手塩に掛けて大事に大事に愛情をたっぷりに・・・ 親の愛情を受けて育てられたオカメインコは 成鳥になっても人間を親だと思い続けるのです。 他の鳥種でも例外にベタ慣れに育つ子もいます。 ※育て方のコツを知っている人はベタ慣れちゃんに育てるのが上手ですよ ~ 基本的には、鳥類というのは 成鳥になると雛の頃よりは、 親だと思ってきた人間に対して 少しドライな関係になります。 それでも・・・ オカメインコときたら、永遠の2歳児。 オカメインコだけはいくつのなっても あなたを親だと思ってくれます。 とても甘えん坊率が最も高いオカメインコ。 実は、こんな研究結果もあるのですよ。 ・成鳥なのに餌をねだるオカメインコ 自然界、野生下のオカメインコには 巣立ってから 数ヶ月も経過しているのに、 親に餌をねだる子がたくさん存在するそうです。 親と同じ体格してエサをなるだなんて・・・ どこまで甘ったれなんだ!! オカメインコくん!!! こんな野生の習性が、 飼育下にある飼い鳥に そのまま残されているだろうと 考えられるという研究結果かあるのです。 結論としてオカメインコは 大事に育てれば永遠に赤ちゃんのままなのです。 ・上手く反抗期を乗り切れば、 他の鳥種もベタ慣れ確定!? インコやオウムには 生涯、2回の反抗期が訪れます。 1回目は雛がひとり餌デビュー、 羽が生え揃う頃の幼鳥期。 幼鳥期は自分で餌が食べられるようになると 自我が芽生えます。 人間でいう1歳半から2歳のイヤイヤ病ですね。 2回目は成鳥になった若鳥期。 身体は大人でも心は未熟なままで、 甘えたいけど反抗したい。 まるで人間の思春期のようですね。 この反抗期に、 叱ったり怒ったして誤ったしつけをする 飼い主さんが多いように感じます。 インコやオウムは褒めて伸びるタイプです。 叱ったり、怒ったりしても怖がるだけです。 私は反抗期の重要性を訴える 飼育書や専門家が少ないのも ベタ慣れちゃん失敗に かなり影響していると考えています。 反抗期とベタ慣れインコの相関性は かなり高いと思います。 だから、わたしは、 反抗期を重視する事を強く推奨しています。 雛インコがベタ慣れだからと 放っておいても 可愛く育つと思ったら 大間違いなのです。 第一反抗期、第二反抗期をうまく乗り切り、 褒めて褒めて、可愛い❤️可愛い❤️と 育てるのがコツです。 釣った魚に餌をくれないでは、 やがてそっぽを向かれますよ~ それは人間の子育ても同じ。 毎日、叱ったり怒鳴ったりしたら どんな子供に育つのか? 重ね合わせれば愛鳥の育て方のヒントになります。 永遠に幼少期なインコやオウムです。 褒めて、褒めて、可愛いねと育てる事で、 容易にベタ慣れちゃんが育ちます。 まあ、特にオカメインコの場合は 例外にベタ慣れちゃんに育つし、 甘えん坊です。 一度、飼育したらメロメロに されてしまうこと間違いなしです。 以上、オカメインコだけは親離れできない鳥種です!? 永遠の赤ちゃんインコを求めるならオカメインコ、 是非、おすすめです。 今回のテーマでYouTubeチャンネルに動画を公開しております。 https://youtu.be/ZZZQwlavW8g