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さっきまで・・・
大人しくしていたと思ったら、
お掃除を始めたら
急に大きな声で鳴くんです。
うちの子はいつも掃除機に反応するんです。
こんにちはきなこのお父さんです。
うちのきなこは掃除機には反応しませんが、
目の前を横切っても無反応です。
流石、何事にも動じないきなこです。
でも、食器を洗っていると水の音に反応します。
水しぶきに負けないぐらいの
大きな声で音マネをします。
これは、
熱帯雨林などのスコールが関係しているといいます。
野生のインコとって雨は貴重な命の水です。
セキセイインコやオカメインコが生息するのは、
オーストラリアの主に砂漠地帯に広く分布、群生します。
オーストラリアの内陸部は、
太陽に焼かれたかのような褐色の大地です。
日中は軽く35℃以上となり、
真冬は5℃まで気温が下がります。
10年間、雨が一滴も降らないと思えば、
1年、2年、雨が降り続けるという過酷な環境にあります。
砂漠地帯に住むインコは
ひたすら雨雲を追いかけて移動を繰り返して生きています。
貴重な水源を求めて、数百キロを群れで飛翔します。
ひとたび、雨が降れば、
加速度的に植物の種に息吹が芽生えます。
花を咲かせて種子(しゅし)を実らせます。
この希少な短期間に、自らの餌や水取り、
多くの動物、植物達が命を繋いでいるのです。
きなこを見ていると・・・
おっとりしていて温和なので、とても想像がつきません。
しかし、オーストラリアの砂漠地帯は
とても過酷な環境下なのです。
そして、オカメインコの飛翔スピードは、
なんとオーストラリアいち速いと称されています。
人間と生活を送るインコ。
例え、コンパニオンバードだとしても、
野生で培ってきた経験は深くDNAに刻まれているのです。
だからこそ、掃除機の音がすると、
『たいへん、スコールがきたわよ~』と
騒ぐという説があるのです。
他に考えられるのが、激しい雨になると
群れの仲間の声が聞きとりにくくなります。
そのために大きな声で、
ギャーギャーと叫ぶように鳴くという説もあります。
仲間とはぐれる事は死に直結します。
大きな声で鳴き叫ぶのは、
自分の存在をアピールする事に必死になっている様だったのです。
今回のテーマで動画も作りました。