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2021年01月02日
家族とあるショッピングモールで、
お買い物をしていたのですが・・・
なんと、
小さな小鳥がアパレルショップに飛び込んできたのです。
もう、ビックリ!
でも、初めに発見したのはきなこのお母さんでした。
何でも、赤いくちばしの小さな小鳥が
目の前を横切って行ったのだとか・・・
『身体の色は!?』
『カラフルに見えた・・・』
その知らせを聞いた、きなこのお父さんは、
一気にボルテージが上がりました。
『こんなところに鳥が・・・』
しかも、間違いなく、
その特徴から、フィンチ系かな??と思った。
周辺は慌ただしくなり・・・
お店の人は虫を捕まえる網を持ち出すし、
わたしは店中を見渡しますが発見できません。
数十分、経過しただろうか?
網を持った、アパレル店員さんが、
お店のエントランス脇の窓を開けているではないか?
ムムッ👀
赤いくちばしをした身体が小さい小鳥が、、
確かに窓枠に止まっている。
『キンカチョウだ!』
アパレル店員は小鳥を網で外に追いやります。
あっ、落ちた!
小鳥は、力なくお店の外に落下しました。
相当、弱っている・・・
なにがなんでもこの子を助けねば!!!!
お父さんの闘志に火が付きます
保護しようと手を差し伸べるも・・・
小鳥は高く飛んで逃げます。
ああああっ、逃げられた。
一瞬、諦めかけるも・・・
小鳥は2階のテラスに着陸。
うおおおおお、まだ保護できるかも?
必死に走ってエスカレーターで2階へ。
そこには珍しい色をした小鳥がいると、
スマホを向けて写真を撮る家族の姿があった。
『かくかく、しかじかで・・・』
その家族に簡単に経緯を話しながら、
小鳥から目を離さずに保護に努めます。
すっかり弱り果てた小鳥。
しかしこのモールは屋外。
天を見上げると青空が広がります。
しかし、必ず捕まえられる。
根拠のない自信だけはあった。
そして、じっくりとその子の姿を観察。
その時、間違いなくキンカチョウである!と確信した。
のんきに逃げるキンカチョウと
約20~30分格闘しただろうか?
長期戦に突入します。
こうなれば、もっとも捕獲しやすいゾーンに
逃げ込むまで見守ります。
キンカチョウは2階から1階に飛んで行きます。
体力が限界なのか?
キンカチョウは地面に落下した瞬間が来た!
よし、いまだ!
被っていたハンチング帽で
バサッ!
14時15分。被疑者、捕獲。
その後、拍手が起きたそうです。
ギャラリーは50、100人近くが
見守っていたそうです。
必死だったので周りの状況などまったく見えていなく、
わたしには家族しか視野にいませんでした。
その保護したキンカチョウの身体は小さくて、
ほぼスズメと同じぐらいの感触です。
これで助かる!
手と手を太陽の光を包む込むように優しく合わせます。
わたしの手はその子の温もりで暖かい。
先ほど、2階のテラスでキンカチョウの写真を撮っていた
ご家族がわたしの元に歩み寄ってきました。
『ありがとうございました!』
キンカチョウを保護したことに感謝の言葉を頂きました。
たくさんの人に安否を心配されてキンカチョウ。
平均体温が40℃以上もある鳥類。
鳥の場合、体調を疑う時は、
とにかく保温。
手に汗をかきながら、必死に温めました。
そして、ようやく家路に着きました。
目的の買い物もできすに