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自分の名前を連呼したり、
おはよう!おやすみ!などの
言葉をおしゃべりする子がいます。
これは記憶力が良いインコならでは
モノマネの域になりますが、
残念ながら自分がしゃべった言葉の意味までは、
理解できていません。
しかし、日常会話の単語ぐらいでしたら、
言葉の意味は理解しているんです。
こんにちはきなこのお父さんです。
ヨウムのアレックス君を
ご存知でしょうか?
この子は、何100種類もの言葉を記憶して
日常対話ができるインコでした。
最期にアイラブユーという言葉を残した事は
とても有名な話しです。
アレックス君がインコは訓練次第で、
対話が可能だと証明しました。
さて、果たして、このアレックス君だけが
特別に賢かっただけなのか?
わたしは違うと思います。
あなたの関わり方次第で、
どんなインコやオウムでも会話は成立する。
わたしは確信しています。
言葉というのは人間固有な意思伝達手段です。
言葉と言葉を繋ぎ合わせて、
微妙なニュアンスの意思を伝える動物は、
人間以外にいません。
人間の赤ちゃんがオギャーと生まれた直後に、
ママー、おっぱい、今日はロックで〜!なんて
言葉はしゃべりません。当たり前ですが・・・。
人間は、社会の集団生活で
言葉を形成、習得します。
日本人であれば日本語という言語習得を通じて
やがて社会的学習と人格形成されます。
言葉で会話を重ねて、人格も形成されます。
オオカミに育てられた人間は
言葉も人格も形成されません。
人間が人間を育てるから、
言葉を覚えて人格が形成されるのです。
つまりは、人間がインコを育てるから
言葉を覚えて人間らしい人格が備わるのです。
人間以外の動物たちは、
言葉を使う必要もないし、
覚える必要がない動物なんです。
だから、会話できないだけなんです。
あなたは、どんな育て方をすれば、
会話できるインコに育つのか?
もう、お解りですよね?
インコやオウムと深く関わってきた方でしたら、
インコは言葉の意味を理解できる。
例え言葉を発しなくても
鳴き声や仕草で対話が可能であると
知っていますよね?
ピーッとかプィッと鳴き声のトーンを変えて
対話してくれのがインコです。
このタイミングで、どんな鳴き声をすれば、
人間に意思を伝えられるか?
その場でもっとも効果的な鳴き声を
インコは把握しています。
人はインコと仲良くなりたいから、
インコの鳴き声のトーンや仕草から
何を訴えているのか理解しようとする。
インコも愛するあなたと対話がしたいから、
人間の言葉のトーンや仕草から
あなたが愛鳥に何を伝えようとしているのか、
理解しようとします。
人間とインコは、共通の言語を使わなくても
人間の言葉とインコの鳴き声を
上手に融合させて会話しているんです。
遊びたいときの鳴き声、
嬉しいときの鳴き声、
お腹がすいたときの欲求。
あなたは理解できてますよね?
愛鳥からすればあなたは
大切な群れの仲間です。
野生では身体が小さいので
捕食対象の動物ですから、
仲間であるあなたと密に連絡を取る事で
情報を収集します。
これは自らの身を守る意味でもあります。
だからあなたの言葉の意味は理解できなくても
言葉のトーンや口調から多分、こんな感じかな〜っと
意味を理解しているのです。
人間の赤ちゃんが母国語を
習得するのに何年もかかります。
大人になり外国語をマスターしようとすれば、
また、何年もかかります。
ましてや他の動物の場合は、
言葉を使い意思を伝える文化はありません。
しかし、単語を何となく
こんな意味なのかな?ぐらいは
充分に理解できる能力があります。
きなこちゃんであれば、
お母さん、今からお洗濯だから、
お洗濯!といえば、
洋服を洗うという理解でなくても、
お父さんの肩で待っててね。
お母さん、お洗濯が終わったら
すぐにきなこちゃんの元に
戻ってくるからという理解はできています。
お仕事と言う単語を使えば、
ああ、この後はしばらく
戻ってこないのだと理解できています。
以上、インコは言葉を理解して会話できる動物でした。
言葉の意味はあまり理解できなくても
相手の事をもっと知りたい
分かり合いたいという気持ちが
言葉の壁を越えるですね。
あなたの愛鳥と
どんな会話をしていますか