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インコの雛にインプリンティングをする
あなたはインコを雛から
育てた事はありますか?
はい、私には愛娘がいます。
オカメインコのルチノー種で
名前はきなこです。
満1歳になります!!
似たような会話は愛鳥家の間では
きっと、あるあるだと思います。
今回は、あなたとインコの
親子関係について考えていきます。
こんにちは、きなこのおとうさんです。
・インコは自分を人間だと思っている!?
コンパニオンアニマルというと、
代表格なのが、ワンちゃん、ネコちゃんです。
これらの動物達を生活を共にしていると
自然に我が子に思えてくる。
そして、動物達は、もしかしたら、
自分は人間なんだと思っているのではないか?
と考えた事がある方も多いと思います。
動物学などの研究が進む中、
実際のところは、
人間に飼育されている動物が
自分の事を人間と思っているかどうかまでは、
解明されていないようです。
しかし、科学的根拠は証明されていなくても、
コンパニオンアニマルとの絆が深まるほど、
あなたの愛犬、愛猫ちゃんが自分は人間だ!
と思えるのではないでしょうか。
それでは、鳥類は自分を
人間だと思っているのでしょうか?
この先、考察していきます。
・インコは自分が人間だとは思わない!?
コンパニオンバードを求める多く人が、
インコを雛でお迎えします。
まだ、羽も生え揃っていない
雛にスリ餌を与えて育てます。
あなたは雛の親代わりです。
子に愛情を注ぎ込んで手塩にかけて育てます。
成長する雛を見てこれは・・・
本物の親子であるに違いない。
そう確信していくものです。
もちろん、私のその中のひとりであります。
つぶらな瞳で・・・
見上げるようにして見つめるくる雛。
『ママ、お腹空いたよ~』
もう、完全なる親子関係です。
インコもあなたの事を、
本当の親だと思ってくれます。
しかし、親子だとしても、
決して、自分は人間だとは
思っていないのです。
これには科学的根拠が存在しています。
鳥類は卵が孵化して生命が誕生します。
卵の抱卵する。
これが大きなポイントになのです。
インプリンティング効果(刷り込み)
卵を産んだ瞬間に、
親鳥は卵を抱いて温めます。
そして、親鳥は、卵に刷り込みをするのです。
親鳥が卵に語りかけるようにしている姿を
あなたは見た事がないだろうか?
親鳥は大事に大事に卵を扱います。
卵を優しく包み込みようにお腹の下に隠します。
時々、卵を見つめて、何か語りかけています。
実は、鳥類は卵なのに、雛には耳が聞こえるのです。
嘘みたいですが本当の話です。
親鳥は卵と会話をしているのです。
これが、インプリンティング(刷り込み)と言います。
鳥類は卵は孵化する数日前に、
卵の中で耳が聞こえているのです。
親鳥は子供の優しく語りかけます。
鳥類は、自分の声を聞かせる事で
あなたの親だと刷り込んでいたのです。
それでも、育ての親であるあなたを、
本当の親だとも思っています。
しかし、インプリンティング(刷り込み)により、
雛は自分は鳥であると認識しているのです。
動物は自分を基準にして考える傾向にあります。
結論。
あなたは飛べない大きな親鳥。
インコはあなたを大きな親鳥だと思っているのです。
『なんでお母さんはお空飛べないのかな?』と
思っていたりして・・・。
想像は膨らみます。
人間とインコはとても相性が動物です。
その理由は様々ですが、
ひとつには、コミュニケーションの取り方にあります。
言葉(鳴き声)で意思を伝える。
言葉の意味が理解できなくても、
仕草などで何を求めているのか理解をする。
インコが人間の言葉を覚えるのも、
あなたがインコの気持ちを理解できるのも、
群れの仲間、家族だから気持ちを伝わる。
撫で撫でしてくれるのは、
あなた(親鳥)が毛づくろいを手伝ってくれている。
お腹だ空けば、餌をくれる。
あなた(親鳥)が狩りで餌を獲ってきてくれるのです。
きなこに聞いた事はありませんが、
きっと、きなこはお母さんを
大きな親鳥だと思っているでしょう。
そして、他の家族も大きな飛べない鳥だと
思っているのではないか、
そう確信する場面はいくつもあるのである。
今回のテーマで動画も作りました。