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人間は言葉でコミュニケーションを取ります。
インコやオウムのコミュニケーションは鳴き声です。
その鳴き声・・・実は地鳴きだけは、
産まれる前から、知っている言葉。
そのDNAに深く刻まれて
この世に生を受けるのです。
こんにちはきなこのお父さんです。
生まれながらにすでに理解している言葉。
その鳴き声は地鳴き。
インコやオウムの鳴き声には、
非常に多くのメッセージがあります。
それが言葉になっていて、
プラスα仕草と組み合わる事で、
仲間に言葉として伝えています。
こんな事が出来る動物は、
猿・・・、犬、猫にも真似できない。
鳥類は言葉の単語を2つ組み合わせて
仲間と会話ができる動物。
敵が来た+逃げろ
こんな組み合わせで危険を知らせるのです。
※スミレコンゴウインコ
・地鳴きとさえずりの違い
インコやオウムの鳴き声は、
主に地鳴きとさえずりの2種類です。
例えば、『警戒しろ』『敵が来た』
『痛い』『エサを見つけた』『そこどけ!』など
幾通りものバリエーションがあります。
インコ、オウム以外にも、
文鳥、キンカチョウ、カナリヤ、
などのスズメ目に属する鳥類にも
この特殊な能力があります。
と言っても、意外と知られていませんが、
現在、世界中に生息する鳥類は10.000種類以上です。
その内、6.000羽以上がスズメ目なのです。
と言う訳で、ほとんどの鳥さんが
地鳴きを言葉として仲間に伝えています。
さえずりは学習する事で覚える鳴き方。
生後、ある一定期間が
とても学習能力があります。
だから、言葉を覚えさせるには
雛かせいぜい若鳥のうちに教えるべきなのです。
一方、地鳴きは生まれながらに理解している鳴き声なのです。
一切、お勉強しなくても
生まれてすぐに使える言葉です。
さえずりは気持ち良さそうに
歌を歌っているかのような美しい鳴き声です。
あなたの愛鳥が雛だった頃を
少し思い出してみて下さい。
雛の頃にさえずりはしませんでしたよね?
雛なのに美しい声でさえずりをする。
そんな雛、聞いた事がないですね。
一方、地鳴きですが、雛でも痛ければ、
思わず、ピー―――ッと叫んだり、
ジージージ―と怒ったりしていた
こんな記憶はありませんか?
これこそが、生まれながらに意味を理解している証拠。
赤ちゃんなのに意味を知っている。
ねえ、凄いでしょう?
※シジュウカラ
ちなみに雛のジャージャー鳴きは
地鳴きの一種です。
『お腹が空いたよ』と
卵の時からすでに理解している
言葉なのです。
以上、
インコが生まれながらに意味を理解している言葉とは!?
でした。
※ガビチョウ
誰に教わらなくても
意味を理解している生まれてくるには
確たる理由があります。
野生を生き抜き群れを守り
子孫を繁栄させる。
これがどれほど大変なのか・・・
生まれながら地鳴きを記憶していることから、
良く理解できます。
今回のテーマで動画も作りました。