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あなたは・・・
インコって、おへそってあるのかな?
こんな疑問を抱いた事は無いでしょうか?
当たり前ですが、人間にはおへそがあります。
そして、人間の胎児は、
お母さんのお腹の中で育てる哺乳類です。
しかし、インコは卵で育てるしな・・・
おへそあるのかな?
こんにちはきなこのお父さんです。
ヒナを孵化させた経験がある方は、
まだ羽が生えていない
インコのお腹を見た事があると思いますが・・・
結論から言うとおへそは存在します。
インコにはヘソがある。
なるへそ・・・
黒くポチッと、かさぶたになっています。
そのかさぶたが剥がれ落ちると、
穴が空いたようなおへそが出現します。
もちろんへその緒も存在します。
人間の赤ちゃんのへその緒が
お母さんの胎盤が繋がっているように、
インコのへその緒も卵黄と繋がっているんです。
当たり前ですが卵の中でも
しっかりと栄養を吸収して育っているのです。
インコは孵化直前まで、
卵黄から一滴残さず栄養を吸収します。
最後の一雫を吸収したら
十分な生命力を持った雛です。
さあ、いよいよ孵化します。
何だか神秘的でしょ?
数日かけて、少しずつ少しずつ、コンコンって、
硬い卵にヒビを入れます。
生命力がない雛は、
途中で息絶える事も珍しくありません。
まさに命懸けで卵から脱出してくるんです。
卵黄はお母さんから愛情成分♡
親からの愛情たっぷり含まれた栄養分なんです。
自力で殻を割れた=生命力の証です。
だから、孵化したての雛ちゃんの場合、
おへそが確認できるはずです。
そして、へその緒が付いている時もあります。
卵って意外と殻が硬いじゃないですか?
多少、親鳥が雑に扱ったって、
そうそう割れやしないです。
そんな硬い殻を・・・
どうしてわずか数グラムしかない雛が
割って出てこれるのでしょうか?
くちばしでツンツンして割っている?
これで正解ですが・・・少し補足があります。
・嘴打ち(はしうち)
雛が殻を割る事を嘴打ちと書いて
”はしうち”と呼びます。
産まれたての雛は、まだくちばしが柔らかいです。
柔らかいくちばしを補助する為に
ある小道具が付いているんです。
これは、薄っすらと白くて、
くちばしの先についているんです。
・卵歯(らんし)
この小道具の名前は・・・
卵歯と書いて”らんし”と呼びます。
きなこのお父さんも乱視持っています。
あとは・・・
遠視と老眼ももれなく付いています。
余談が過ぎましたが・・・
卵歯(らんし)は、刃物とでも申しましょうか?
先ほうが少し鋭利になっています。
硬い角質ってニュアンスが近いです。
こんな便利は小道具で使って殻を割ります。
ピーピーッて産声を挙げて、
晴れてこの世に生を受けるです。
ちなみに卵歯は成長の過程で
自然と剥がれ落ちてしまいます。
面白いでしょ?
以上、
インコにヘソがあるのか?ないのか!?
をお送りしました。
あなたの愛鳥のお腹・・・
ちょっと掻き分けて確認したくなったでしょ?
もしかしたおヘソが見つかるかも知れません。
しかし、ただでさえ人間よりも小さな身体です。
もしかすると、成鳥になると、
塞がって無くなる可能性もありますね。
きなこにおへそあるなか?
機会があったら見てみよう!
今回のテーマで動画も作りました。