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えっ?冬なのに卵、産むの!? 一年中、卵を産む理由と卵を産ませない 万全対策についてお話ししたいと思います。 こんにちは、きなこのお父さんです。 飼い鳥、コンパニオンバードによくある話ですが、 先月、5つも無精卵を産んだと思ったら、 また、今月もたくさんの卵を産んだ。 うちの子は四季に関係なく、 一年中、卵を産み続けるんです。。。 こんな悩みを抱える方は多いです。 ・偶然、病院でお会いした方の悩み。 産卵過多でした・・・ 先日、うちのきなこを病院に連れて行った際、 待合室で同席した方と会話をしました。 お話しを伺うと・・・ セキセイインコが卵を産み過ぎるので 受診しに来たというご夫婦でした。 さらに聞いてみると・・・ どうやら旦那さんに恋してしまったようです。 鏡にも発情してしまうようで・・・と 戸惑を隠せない様子でした。 このご夫婦は犬、猫のご経験はあるものの、 インコは初めてらしく・・・ 何がなんやらで、 卵を産み過ぎる理由がわからないと 困惑されていました。 何度も何度もインコがこんなに 可愛い動物だとは 思わなかったとおっしゃっていましたので、 愛鳥の卵を産み過ぎを 何とか改善しようと思っているに違いありません。 無知は罪なのですが、 改めて感じたのが、 初めてインコを飼う人にはなぜ? 一年中、卵を産んでしまうのか 皆目見当がつかない人も多くいらっしゃるという事実です。 ・一年中、卵を産むインコ。 ~必ず要因があります! 愛鳥とラブラブな事は好ましいですが、 卵の産み過ぎで病気を引き起こしまっては 愛鳥が可哀想です。 早死にさせない為にも、 いますぐ卵の産み過ぎを全力で阻止する 必要があります。 インコが無精卵を産む。 つがいがいなくても卵を産むケースは、 意外と多いのです。 インコが人間に恋をしてしまうと 無精卵を産みます。 成鳥となったインコであれば、 繁殖条件が揃います。 例えペア、つがい相手がいなくても、 人間をパートナーに選び 雌は卵を産む場合があるのです。 個体によっては、一年中、 ひっきりなしに卵を産んでしまう子もいます。 これは大変、リスクが高くインコを 早死にさせてしまいます。 卵を産む目安個数は有精卵、 無精卵に限らず、 ワンシーズン3.4個が理想的です。 年間8個程度であれば、 特に問題はありません。 しかし、年間、20個、30個となれば異常事態です。 全力で阻止する必要があります。 ・軟卵を産んだら母体はキケンです! 卵はタンパク質、カルシウムから 形成されていますので、 何度も何度も卵を産む事で、 本来、身体に必要な栄養素まで奪ってしまうのです。 身体に負荷がかかり、 やがて卵の殻さえ作る事もできなくなり 軟卵(なんらん)となります。 しっかり殻が形成されないので、 難産で産まればまだ良いですが、 卵詰まりとなれば生命の危機です。 ・卵詰まり 鳥の卵詰まりを簡単に説明しますと、 卵が内臓を圧迫します。 とても苦しく身動きとれません。 卵が力強い場合は輸卵管脱をおこして、 袋状にお尻にぶら下がってしまいます。 この状態となると かなり危険な状態で 数日以内に落鳥してしまいます。 インコの産卵シーズンは春と秋です。 本来の産卵期ではない 真冬の寒い季節に卵を産んでしまうと 卵詰まりや軟卵を引き起こす事は多いです。 卵の産み過ぎで殻が形成されにくくなります。 原因として考えられるのが カルシウムの摂取不足です。 これはシード類、穀物類のみで育てている インコちゃんが該当します。 しっかりと野菜を取るなり、 総合栄養食である ペレットに切り替える必要 があります。 ・発情抑制のポイント 1.性感帯を刺激しない! 発情相手が不要な発情は避ける。 発情期のスキンシップを控えてます。 発情期はくちばしを刺激したり、 背中をポンポンと叩くのはやめましょう。 くちばしは性感帯であり 背中は交尾を連想させます。 2.発情する物を排除する! 鏡やインコの形をしたおもちゃなど物に 発情する場合は徹底的に撤去する。 白目を剥いて吐き戻し行為をするのが 発情サインです。 カーテンのたるみ、 袋の中なども巣を連想させてしまいます。 気がついたら、こんな所で卵、産んだの? 何ていう事もあります。 紙類などカジカジできるものも 巣を作る行為に繋がりますので、 発情期は与えないようにします。 3.体重コントロールをする! 発情期は卵、我が子に栄養を回すという 本能が働き良く食べて太ります。 発情期はおやつを控えてみたり、 また、体重計測をして 餌の量を測り 体重コントロールするのも効果的面です。 太り過ぎは禁物です。 体重が増加させて我が子に 栄養を回せるとなると 発情するメカニズムを知っておいてください。 4.放鳥時間を長くする! 放鳥時間を増やす。 発情期だからとケージから出さないのは逆効果です。 運動不足になってしまいます。 放鳥により運動不足を解消する放鳥は かなり体力を消費します。 体力温存して母になる準備をさせない。 たくさんの運動させて太らせないければ、 『卵を産んでいる場合ではない!』と 思わせる事ができるのです。 5.ケージを移動する! あなたのお出掛け際、 いつもと違う場所にケージを移動します。 ショック療法による効果を狙います。 インコは落ち着く場所で卵を産みます。 ここは危険だから卵なんて産んでいる場合じゃないわ!?と なると発情抑制に繋がります。 窓からしょっちゅうカラスや猫が見える。 道路工事でうるさいといった 環境下も効果的だったりもします。 何年か続いた大掛かりか工事が終わった途端、 また、卵を産むようになったという話しも 実際に聞いた事があります。 適度なストレスを与えると 発情を抑制効果に期待ができるのです。 6.睡眠は10時間以上! 早寝、早起きで1日の睡眠時間を10時間以上取る。 朝日が登り太陽が沈む時いう 決まったリズムを心掛ける日照時間を少なくする インコは日照時間の長い季節に 産卵期を迎える訳ですから、 昨日は夜更かしして23時就寝では、 産卵期だと勘違いします。 だから日照時間を少なくして 10時間以上の睡眠を取るのが効果的なのです。 就寝時間や睡眠時間がマチマチだと、 体内のホルモンバランスも崩れてしまいます。 7.日光浴で紫外線を浴びる! 日光浴不足。 日頃、紫外線を浴びていない子は カルシウム不足になる場合もあります。 また、初めて卵を産む場合は、 年齢的に成熟していなくて 卵の殻が何らかの要因でうまく形成されないケースもあります。 内側から阻止する事も大切ですが、 もっと重要なのは外的要因。 つまり、人間側の問題なのです。 あなたが発情させない努力が大事なのです。 以上、一年中、卵を産む事は異常です。 早期に改善しないと愛鳥の生命が短命になってしまいます。 卵の産み過ぎて衰弱しないように親であるあなたが 徹底的に発情期の行動に気を配りましょう。 今回のテーマでYouTubeチャンネルにも動画を公開しております。
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