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SNS、ネット、テレビ、YouTubeなど・・・
可愛い♥インコの姿を
見かける機会が増えました。
コロナ禍の影響でテレワークが進み、
インコやオウムを飼う人が急増しています。
確かにインコやオウムは可愛い、、、
だから飼いたい!
と思う気持ちは痛いほどわかります。
ホント、強烈に可愛いすぎる・・・
しかし、ここで一歩、
立ち止まって考えてみて欲しいのです。
あなたは生涯、
面倒を見れますか?
その覚悟、ありますか?
インコやオウムの
寿命はかなり長いです。
こんにちはきなこのお父さんです。
その平均寿命はフィンチ系の文鳥、
キンカチョウで7、8年。
一番メジャーでダントツ人気な
インコ界のスーパースターセキセイインコが
8~10年ぐらいです。
ボタンインコ、コザクラインコは
10~12年。
オカメインコは12~15年。
ヨウムとなると25年。
ハクタイオウムは50年。
※あくまでも平均寿命であり個体差があります。
しかし近年ではインコ、オウムの研究が進み、
その飼育方法の確立は目覚ましく、
さらにペレットの普及により飛躍的に
寿命は伸び続けております。
・インコやオウムの寿命は長いです。
10年前のあなたが今のあなたと違うように、
人間の生活スタイルは少しずつ変化します。
現在、学生であったとしても
やがて社会に出て仕事をするようになります。
もしかしたら独身から結婚して
子供が産まれるかもしれません。
かなり年配の方であれば、
インコの寿命とご自身の年齢も顧慮して
飼育する必要があるのです。
一生涯、インコ生活は続くのです。
わたしが中学生だった頃、
可愛い♥と一目惚れして連れ帰ったセキセイインコがいます。
その子の名はヘーデル♀と言って、
16年間、わたしと共に生活を送りました。
初めてヘーデルと出逢った
15歳のきなこのお父さん少年は、
ヘーデルとお別れする際には、
すでに30歳を過ぎていました。
このように人は別れと出会いを繰り返しながら、
生活スタイルも変えていくのです。
・インコやオウムの鳴き声はうるさい!?
朝の始まりはインコの鳴き声で目覚めます。
とにかく朝は元気です。
今日も、生き残ったぞ!と
生存確認をして喜びの歌をうたうのです。
文鳥やキンカチョウであれば
鳴き声ボリュームは小さめですが、
中型インコクラスとなれば、
えげつなくうるさい個体もいます。
集合集宅にお住まいの方、
近所迷惑は大丈夫ですか?
インコやオウムはとても人懐っこいので、
かまって、かまってと呼び鳴きをします。
寂しがり屋さんな子だと、
ひとりで留守番中も、ずーっと鳴き叫ぶ個体もいます。
人里離れた、山奥でしたら
大型インコの飼育も問題なさそうですが、
この狭い日本は、海外の住宅環境とは異なります。
インコやオウムの鳴き声には要注意です。
・飼育にかかる費用とは?
インコやオウムの飼育には
それなりの費用がかさみます。
日頃の健康維持のためには、
餌や用具にお金がかかります。
冬は防寒対策として、ヒーターを買ったり、
餌に拘れば一袋2.000~3.000円する
高級フードもあります。
ケージ費用も最低でも4,000円ぐらいは必要です。
あなたが風邪を引いたら内科を受診するように、
愛鳥だって病気やケガをしたら病院に連れて行きます。
定期的な年2回程度の健康診断も必要となります。
※健康診断は年齢差によって回数は変わります。
しかし健康診断程度であれば、
5,000円で余裕でお釣りがきますし、
例えば病気やケガなどでレントゲン撮影、
検便等々、お薬などを含めても10,000円強で済ます。
このように病院に費用だけ言うと、
ワンちゃん、ネコちゃんと比較する
意外とリーズナルブルな金額です。
愛鳥の命を自分の命と同じように考え何か異変があれば、
即座に病院を受診して頂きたいと思います。
実際には、月額に費用と考えると餌代ぐらいです。
我が家にはキンカチョウと
オカメインコのおもち君♂ときなこちゃん♀がいますが、
主食はペレット、副食に粟の穂、エン麦ですが、
月平均にすると1,500円程度です。
しかし、先日、オカメインコのきなこが
副鼻腔炎となり1ヵ月の間で、通院すること4回。
病院代は25,000円かかりました。
まあ、健康のためと考えると安いものですが、
人によって考え方は分かれます。
しっかりと維持費も念頭においてください。
・インコをポイ捨てするクソ飼い主
思っていたのと全然、違う。
歌をうたわないし、モノマネもしない。
おしゃべりすると期待していたのに・・・。
全てのインコやオウムが芸をするとは限りません。
あくまでもあなたの接し方や個体の持つ個性によって個人差が生じます。
セキセイインコだと3,000円前後で販売されていますので、
手頃な価格だし、店員さんも飼いやすいと言うし、それなら、買ってみるか!?と安易に飼い始める。
しかし、すぐに飼育放棄して外に逃がしてあげた。
まあ、とんでもない飼い主というのは存在するものです。
外に放つ=死
自然界で生き残れる個体はほんのわずかです。
運よくスズメの群れに合流したなどの奇跡は
極めて稀なケースです。
そのほとんどを待ち受けるのが死です。
外では手ぐすねを引いて
カラスなどの外敵が待ち構えています。
数日、餌も取れずに体力を奪われ、
捕食されて命を失います。
飼い鳥として産まれたインコやオウムは、
餌を獲り方を知らないのです。
鳥だから外に放つだなんて、
そんな残酷な選択をして欲しくありません。
どんなことがあっても、
最期まで共に暮らす責任を持って下さい。
それでも・・・
飼う事が困難となったのであれば、
絶対に里親を探して下さい。
それが小さな命を預かった
せめてもの責任ではないでしょうか?
・生涯、イタズラ盛りな動物です。
インコやオウムは2歳児以上の知能を持ちます。
賢さゆえに遊びに長けています。
カーテンを引きちぎる、
そこら中にフンをする。
猫のようにトイレのしつけは出来ません。
壁紙をはがし、柱を齧ります。
本棚なんて見つけたらパラダイスです。
好奇心旺盛でイタズラ上手なインコやオウム。
少し目を離せば、携帯のフィルムをはがすは、
とにかくヤンチャです。
永遠の2歳児という異名を持つインコ。
生涯、幼児と付き合う覚悟は
できていますか?
換羽期が来れば、
大量の羽根や脂粉が落ちます。
ご家族のアレルギーは大丈夫ですか?
ちなみに我が家では空気清浄機が
3台稼働しています。
イタズラをするからと怒こってばかりいると、
噛みつく子になるかもしれません。
インコやオウムは優しい人を好みます。
また、小さなお子様がいるご家庭には
色々な意味で不向きとも言えます。
イタズラばかりするからと
ケージに閉じ込めいれば、
病気にかかりやすくなります。
ある程度の放鳥も必要不可欠な動物です。
・放鳥しないと病気になりやすい!?
インコやオウムは、
愛情の塊のような動物です。
その成分は100%愛情で出来ています。
毎日、構ってあげないとなりません。
鳥だって鬱になりますし、
病気にもかかります。
健全な心を育むためには
必ず、毎日、放鳥して、
一緒に遊ぶ時間が必要です。
インコやオウムは清潔好きです。
ケージの掃除をして
毎日、飲み水を変えます。
餌の補充をしてお世話する必要があります。
あなたにそれができますか?
数日、水や餌を切らせば、
餓死してしまいます。
仕事で出張が多かったり、
旅行好きなご家庭でも不向きな動物です。
今回はデメリットに
スポットを当てお話ししました。
そして必ず初心者さん飼う前に
知って欲しいことを考えてみました。
正直、
インコやオウムの魅力を知ってしまうと・・・
インコ生活は止められなくなります。
インコはオウムの可愛らしさは特級品です。
飼う前に自分には資格があるのだろうか?と
一度、冷静になって考える
キッカケとなれば幸いです。
インコ生活、楽しいですよ!
今回のブログテーマで、YouTubeチャンネルでも配信しております。