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放鳥で思わぬ事故発生で病院直行へ★その2病院編
今回は、以下の記事の続編になります。
詳しくは放鳥で思わぬ事故発生で病院直行へ足院直行!足から出血でパニック状態その1【きなこ日記】をご覧ください!
朝の放鳥で思わぬ事故が起きたのです。
きなこの左足から出血。
もう、パニック。
こういう時に、人間力が試されますね。。。
どうしていいのか考えても、
考えても行動できない自分がいる。
いたずらに時間ばかりが経過する。
目の前にいるのは痛々しい姿をしたきなこ。。。
いたたまりもなくなり、
とりあえず病院へ車を走らせます。
衝動的な行動が功を奏したのか・・・
病院の開院と共に、
きなこの診療が始まります。
爪を挟んだのか?
それとも指なのか?
とにかく足から出血しています。。。
きなこは足を上げて痛がっています。
家族から状況を聞いても、
イマイチ判断がつかない・・・
ますます、わたしの頭の中は、
放心状態になっていきます。
幸いすでに出血は止まっています。
インコさんは出血しすぎると、
貧血を起こすキケンがあるので要注意なのです。
しかし、
爪?それとも指?が、
9割、取れかかっている。。。
衝動的にきなこを連れて家を飛び出しました。。。
単純に病院まで行ってしまえばなんとかなるだろうって
思い付きも思いつきでした。
わたしが、
きなこが出血した!との
一報を聞いたのは朝の8時前後でした。
何がなんやらで、
もー、きなこの顔が浮かんで、
慌てて帰宅しました。。。
わたしがインコさんに適切な治療ができる専門知識はない。
怪我の処置ひつつも出来やしないのである。
病院直行だ!
きなこに万が一があったら迷わず病院に行く!
雛としてきなこを子供してお迎えした時、
わたしの心に決めていた事が頭をよぎります。
もう、慌てて家を飛び出しました。
とにかくきなこが心配で心配で、
お財布も免許書もスマホも家に置いたままでした。
きなこのおかあさんの運転で、
おとうさんがきなこをタオルで抱きかかえ
ホント、無我夢中で後部座席に乗り込みました。
こういう時、ホント、自分が無力だなと思いますね。。。
車を走らせる事、45分。
病院に到着しました。
診療開始の10時まであと45分ほどある。
『早く、順番来ないかな…』
そわそわ、そわそわと待ち遠しいものです。
きなこを膝の上に乗せて、
車の中で診察の時間を待ちます。
意外にもきなこはリラックスをしており、
車の中で毛づくろいを始めます。
特に、怪我をした左足を気にする素振りはありません。
しかし、足を大きく上げて、
痛々しい姿をしています。
時計の針は10時を回り、
きなこの順番が呼ばれました。
きなこの診療が始まります。
こんな時、言葉が交わせないインコさんだと、
『きなこ、動くと血が出るからじっとしていなさい』と
言ったところで言い聞かせることもできません。
わたしの目に映るきなこは
足の爪なのか、もしくは指のどちらかが、
ほぼ取れかけてぷらぷらとしている。
放って置ける状況でないのは確かなのだ。
インコさんは我慢強いと言います。
わたくし人間の中でも、
痛い時は大げさに『痛い、痛い』と、
のたうち回るような
とんでもなく気の小さい
日本代表のようなものである。
とても痛々しい姿をしているのに、
弱音ひとつ吐かずにひょうひょうとしているようにも映る。
しかし、指だけでなく
万が一、体を強打していたら、
生命に関わる問題なのである。
診察室に入室します。
先生がきなこを手で保定をします。
まず、翼を広げて体中をチェックしています。
獣医の先生だけにさすがインコの保定が上手だ。
きなこのおかあさんが、
事故でわかる限りの状況説明をします。
先生が一通り話しを聞き終えたところで・・・
『お話しを聞く限りは、たぶん、爪だけひっかけて
挟まっちゃって(爪が)取れちゃったんだと思う・・・』といいます。
そして、先生はこう続けた
『たぶん、爪の付け根から折れていると思う・・・』
この言葉を耳にして、ホッとした!
かろうじて爪までだったか・・・
指が折れていなくて良かったと思った。
次に先生が『急遽、出血したら怖いので、
点滴と痛み止めと抗生剤をしたほうが・・・』と切り出した。
そして、『足だけの問題なら命にかかわらない・・・』と言う。
指を骨折していなくて、
『ホント、良かった。』と心から思った。
もしも体を挟んでいたりしたら、
内臓器系の出血の恐れもあると言う・・・。
言われてみれば確かにそうだ!
それはわたしたち人間でも、
打ち所が悪ければ、2,3日後から、
後遺症が出てくるものだ。
さらに先生から詳しくお話を聞いた上で、
念のためにレントゲンを撮ることしました。
余談になりますが、
足の怪我をしたインコさんは、
個体によっては、自分で爪や足を齧って取っちゃう子もいるのだという。
爪をカジカジして取っちゃうのです。
病院まで連れてくる間はほとんど出血はなく。
病院内で虫かご容器に入った時、
虫かご内で、ウロウロ、ウロウロ。
このときに、爪から血が出ました。
しかし、先生が指先に薬を塗り
大人しくしていると出血はすぐに止まりました。
あまりにも出血が止まらない場合は、
貧血を起こしてしまう。
爪を齧ってしまうと、傷口からばい菌が入ってします。
そおれに再度、出血をしてしまうケースもあるようです。
ここはテーピングを施すか迷うところです。
この日は、おとうさんもおかあさんも
仕事を投げ出して病院に駆け付けたので、
今日、一日きなこを入院させて
様子を診てもらう決断をしました。
そして、その間、様子を見ながら、
怪我の具合次第でテーピングをほどこすかの判断を
することしました。
病院の先生は、なるたけテーピングは避けたいようです。
あるいはエリザベスカラーをする方法もある。
傷口を齧らないように、犬や猫が首に巻く
あのシャンプーハットのようなアレがインコ用にもあるのです。
爪の付け根はかろうじて残っており、
爪を切って消毒をしてもらうことにしました。
何だか、聞いただけでも痛そうです。
きなこ、痛かっただろうな・・・
我慢したんだね、きなこ~
診断した限りでは、
7日もあれば足の具合もだいぶよくなるだろうとの見解でした。
爪は正直、また生えてくるかどうかは、
なんとも言えないという・・・。
ここできなこを預けて、
病院にプチ入院です。
きなこ緊急入院!
愛しのきなこが緊急入院をします。
きなこを入院させて、皮下注射をするのだという。
注射。
おとうさんは注射と聞くと、
結構、敏感に反応してしまいます。。。
頭の中で、『万が一、きなこに何かあったらどうしよう・・・』と
真っ先に思い浮かびました。
しかし、皮下注射は数秒で終わると言う。
注射には鎮痛剤、抗生剤。
そして、点滴が含まれているという。
それでも心配なものは心配だ。
体内に入れるという行為は不安である。
しかし、ここは病院。
たくさんの鳥さんたちを診療してきています。
先生を信じてきなこを託して家路に着きます。
戻りは今日の夜になるとの事です。
きなこをお迎えしに行くまで、
気が気でない気持ちでした。
胸が重いといいますか、
生きた心地がしませんでした。
仕事も手につかず、お昼。
そして夕方と時間は過ぎて行きます。
お迎え時刻は夕方の17時。
この後、プチ入院の診断結果が・・・
次回に続きます。