この記事を読むのに必要な時間は約 7 分です。
春が来れば繁殖シーズンです。
これからインコの雛ちゃんをお迎え予定のあなたへ・・・
今回は、初心者がインコの雛を育てる極意4か条
と題してお話します。
こんにちはきなこのお父さんです。
現在、 オカメインコのきなこちゃんと暮らしております。
わたしはインコ・オウム飼育歴53年です。
そして西暦1969年生まれなので、
つまり、オギャーと産まれた時からインコ生活を送っているのです。
初めてインコやオウムをお迎えする方は、
飼育に不安に感じると思います。
しかし、全身全霊で我が子のように、
可愛がって頂ける方でしたら大丈夫!!
インコやオウムの雛は成長力が早い種類ですと、
生後、1カ月でかなり羽根が生え揃います。
一見、大人になったかのように見えます。
ここが落とし穴です。
人間よりも数十倍のスピードで成長する動物です。
小型インコのセキセイだと生後半年で成鳥、大人になります。
しかし、大人になるまでは、免疫力が低くのです。
人間の赤ちゃんも生まれた直後に あなたと一緒に外に連れ回さないでしょ?
雛は赤ちゃんです。
見た目は大人と変わらなくても、
人間の乳児と一緒なんだと認識して下さい、
雛の一日は、食べる。
そして 寝る繰り返しです。
+保温あるのみです。
これを強くインプットして下さい。
一日のほとんどを保温に努める。
雛のお仕事は食べると寝るです。
暖かい春や夏に雛をお迎えしたからと
いきなり長時間、遊んではいけません。
スリ餌を食べさせる数分程度にして下さい。
雛は自ら体温コントロールができないのです。
もちろん、いきなりのケージデビューもNGです。
雛は一にも二にも保温です。
保温力の高い飼育ケースでしっかりと保温します。
雛はとても免疫力が低いです。
さし餌以外は保温ケースで過ごします。
雛をお迎えしたら一緒に遊びたいですよね?
しかし、ここはグッと我慢です。
寒いのに長時間、放鳥して遊ぶだなんて以ての外です。
寒さを感じると雛は身体を膨らませる仕草をします。
一気に体温が低下してしまいます。
可愛い雛ちゃんを悲しい目にあわせないように
しっかりと保温しましょう。
まずは環境慣れと信頼関係構築の2点です。
お迎え一週間は環境慣れに特化します。
考えてみて下さい。
見知らに人にパパですよ~ だなんて状況が・・・
そう簡単に受け入れられない子もいます。
この点については、育てられた環境は個体が持つ個性により大きく左右します。
それでも・・・誰だって初めての環境はとても不安です。
極度の緊張からエサが食べなくなる子もいます。
いきなり私があなたのお母さんよ~と言われても、
信頼されないのが普通だと認識してください。
じっくり、焦らず、ゆっくりと・・・
まぞは環境慣れからスタートします。
雛ちゃんの環境慣れと同時にあなたとの信頼関係の構築もします。
元々、人馴れした雛なら別ですが、
臆病な子、人見知りするタイプの雛の場合は、
いきなり遊ぶなんて論外ですからね。
まず、雛に安心を与える。
この人は信用してもいいんだなと
理解してもらうまでは適度な距離間を保ちます。
お迎え一週間は、環境慣れ 、信頼関係構築を 意識しましょう。
初心者さんだとスリ餌の子よりは、
すでに一人餌デビューしている子をお迎えするのがベストでしょうね。
一人餌の子でもベタ寝れさんに育ちますから大丈夫です。
余談ですが、スリ餌の子は乾いた餌を雛の足元に ばら撒いておきましょう。
これは一人餌への近道となります。
セキセイインコの場合は、 生後4週間~5週間で一人餌デビューします。
スリ餌は人間の赤ちゃんと同様に、
その都度、作ります。
エサはバイ菌がすぐに繁殖します。
容器の洗浄も忘れずに、エサも一回、一回交換します。
※容器は1回、1回熱湯で殺菌処理をします。
最初にお伝えしたように、雛は抵抗力が弱いです。
毎回、必ず容器の熱湯殺菌処理を行いましょう。
すでに成鳥がいるお宅の場合・・・
雛との接触は避けましょう。
先代インコとの接触は、 雛ちゃんが病院で健康診断を受けてからです。
それまでは別々にお世話をして下さい。
以上、初心者がインコの雛を育てる極意4か条 をお送りしました。
インコは鳥類です。
哺乳類ではありません。
自己流の育て方はとてもリスキーです。
いつまでもインコが健康で暮らせるように、
ご自分の目と耳で、正しい情報を精査して、
すくすくと雛ちゃんを育てましょう。
今回も同じテーマで動画を作成しました。