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体が大きくて体重が重い動物ほど
1分間の心拍数は少ないものです。
心拍数の早さはその動物が持つ
平均寿命に関係してきます。
こんにちはきなこのお父さんです。
体が小さくて、体重が軽い動物は、
心拍数が多くなります。
その分、平均寿命は短くなります。
わたしたち動物の世界には、
心拍数と寿命の間には、
ある一定の法則があります。
心拍数が少ない=長生き
まあ、人間とインコの平均寿命を考えれば、
インコの心拍数が速いのは頷けます。
しかし、人間よりも早く打つインコの鼓動。
心拍数が速いからと言って、何ら問題ありません。
ちなみにインコは高血圧でもあります。
心拍数と血圧は別ものですが、
動物の心拍数と高血圧は、
どちらも心臓に関係してくるので、
心拍数が速いのと高血圧は一見、比例するように感じます。
しかし、それぞれ別ものです。
血圧とは、血管内の圧力のこと。
心拍数とは、心臓が拍動する回数を指します。
・インコの心拍数
人間の心拍数の基準値は、
老若男女問わず1分間に60~100回程度となります。
※心拍数と脈拍数は同じ意味です。
そして、インコの心拍数は、
若鳥も老鳥も問わず1分間に300~500回程度となります。
人間の約5倍の速さです。
他の動物も気になります。
例えば、ハツカネズミは600〜700回。
長生きするアフリカゾウは20回。
長寿なリクガメは10回。
ホッキョククジラに至っては
1分間でたったの2回です。
さすがは200年生きる訳です。
心拍数が少ないと長生きできる。
私たち動物は、心拍数によって、
代謝の速度が抑えられます。
つまり、過剰な活性酸素が発生しないので、
老化も緩やかになるんです。
激しい運動や、緊張したり、興奮したりすると
心臓の鼓動早くなります。
大好きな異性の前では、胸がドキドキしたりしてね。
あるいはストレスをため込むのも良くないです。
ホルモンバランスや更年期障害も同様の事が言えます。
心拍数が速くなれば、より多くの血液
まあ、酸素もですね・・・。
必要とされてきますから、
心拍数を増やすことで身体が対応するんです。
運動した後にバクバク、
心臓に負荷をかけています。
お父さんは草野球をやるので、
試合中は心拍数が速くなります。
わたしが丈夫な身体でいないと、
心拍数が高い状態が続く事で、
せっかく健康の為に続けている草野球が・・・
逆に悪影響になる場合もあります。
特に高血圧患者の場合、
心拍数が増加するに従って、
心疾患の発症や死亡リスクは高まります。
まあ、運動していて極度の呼吸困難や
めまいや立ちくらみなどの症状はないので、
わたくし52歳現役草野球選手は、
あと18年、プレイヤーを続けます。
とまあ、これも全て、
健康な身体があってこそできる事。
・インコの突然死
インコに突然死が多いのは速い心拍数も関係しています。
何らのキッカケで、鼓動が速まると
一瞬で心臓に負荷が掛かりその場に倒れてしまう。
人間でも・・・
持病を持つ人は、気をつけなければいけませんが、
インコの場合も同じです。
特に呼吸器系に病気を持つような個体の場合、
あまり追いかけ回したりして
心拍数を早めないで下さい。
飛翔した後、異常に呼吸が荒いなど
いつもと違い異変を感じたら、
すぐにかかりつけ医を受診して下さい。
ただし、哺乳類と鳥類とでは、
心肺機能が違います。
インコは飛翔すると
相当なエネルギーを消費します。
空を飛ぶ為に特化した動物です。
そんなに柔な身体をしておりません。
激しく動けば、心拍数も血圧の上がります。
しかしその体は耐久力が違います。
以上、
インコの心拍数は早いけど大丈夫なの!?
をお送りしました。
動物は生涯、打つ心拍数は
最初から決まっているんです。
過酷なサバイバル生活を送る野生でなく、
コンパニオンバードに生まれたんだから
平穏な日々を送らせたいですよね。
今回のテーマで動画も作りました。