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インコとオウムは、 同じに見えるけど・・・ 何が違うの? あなたはわかりますか? こんにちは、きなこのお父さんです。 例えば、オカメインコは、 名前にはインコと付くのに、 分類学的には、オウムです。 ヨウムは オウムみたいな名前ですが、 分類学的には、インコです。 ややこし・・・ もう、頭がこんがらがってきます。 インコとオウムは国際鳥類学会議により 仲間分けがされています。 インコはオウム目インコ科 オウムはオウム目オウム科 にそれぞれ分類されております。 しかし、多くの人達は、 インコとオウムの区別を・・・小鳥がインコ。 大きい鳥はオウム。と誤解している方も少なくありません。 これが正解であれば、 オカメインコはインコで ヨウムがオウムという事になってしまいます。 なんだかインコとオウムの分類学とは ややこしそうですね。 ※上記の写真の間違い、わかりますか? インコもオウムも、 どっちがどっちだけ違いが感じられません。 両方とも色彩豊富な羽の色をしています。 それにおしゃべりや歌マネ上手な個体は インコやオウムにもいます。 しかし、身体の小さな子をインコ。 身体が大きい子はオウムだとすると、 オカメインコの全長は約30cm(尾が長い)、 体重約90gお手頃サイズにもかかわらず、 オウム目、オウム科の立派なオウムです。 一方のヨウムの体長33cm(尾が短い)、 体重約400gもあるのにオウム目、 インコ科のインコさんです。 ルリコンゴウインコやスミレコンゴウインコなどは 体長が約90cmもあるのに、 オウム目、インコ科のインコに属します。 どうやらインコとオウムは、 見た目の大きさで分類されていないようです。 では、インコとオウムの分類は、 どんな違いがあるのでしょうか? ・インコとオウムの違いとは!? 代表的なインコとは? ・コンゴウインコ オウム目、インコ科体長約90cm ・ヨウム オウム目、インコ科体長約40cm ・オキナインコ オウム目、インコ科体長約29cm ・ウロコメキシコ オウム目、インコ科体長約25cm ・シロハラインコ オウム目、インコ科体長約25cm ・セキセイインコ オウム目、インコ科体長約20cm ・コザクラインコ オウム目、インコ科体長約17cm ・ボタンインコ オウム目、インコ科体長約15cm ・サザナミインコ オウム目、インコ科体長約15cm ・マメリルハ オウム目、インコ科体長約12cm 代表的なオウムとは? ・オオバタン オウム目、オウム科体長約50cm ・キバタン オウム目、オウム科体長約50cm ・コバタン オウム目、オウム科体長約33cm ・ハクタイオウム オウム目、オウム科体長約45cm ・モモイロインコ オウム目、オウム科体長約36cm ・オカメインコ オウム目、オウム科体長約30cm ちなみにオウム目オウム科は、 全21種類の鳥さんが分類されております。 さて、これら インコとオウムの画像をご覧になって・・・ あなたはインコとオウムの違いがわかりましたか? いやいや、全然、分からないよ? という方が多いと思われますが、 実にシンプルな見極め方があるのです。 ・インコとオウム簡単な見分け方! インコには冠羽がなく オウムには冠羽があるのです。 えっ?それだけの違いなの?? まあ他にも理由はありますが・・・ 単純に冠羽の有無だけの違いです。 まあ、ややこしい分類のお話しはこれぐらいにして・・・ インコもオウムの同じ鳥類です。 背中に羽を持つ最大の共通点を持つ鳥たち。 空を飛翔する鳥に対して、 わたし達人間は、 憧れにも似た思いがあります。 鳥好きからしてみれば、 分類学に関係なく、 鳥は鳥なのである。 今回のテーマで動画も作りました。