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エン麦(えんばく)
別名 オートムギ、オーツ麦とも呼ばれています。
えんむぎという読みは誤りです。
エンバクとはイネ科のカラスムギ属に分類される一年草です。
この種は穀物として扱われ、私たちの食生活に溶け込んでいます。
もちろん小動物の餌としてもポピュラーです。
・栄養価の高い健康食品。
一般的には健康的な食品とみなされています。
栄養価が高い健康食材です。
エン麦を使ったレシピが密かなブームです。
エン麦成分の大部分はβグルカンです。
・βグルカンとは?
血中コレステロール値上昇抑制効果。
血上昇抑制効果。
血圧低下作用。
排便促進作用。
免疫機能調節作用。
欧米を中心に自然志向派のムーブメントとなっています。
いわゆる健康食品なのです。
馴染みの深い小麦と比較すると、タンパク質や糖分が多く含まれています。
さらには他の穀物と比べて、食物繊維やミネラルも多く取る事ができます。
これらを多く含む分、でんぷん質の割合が低く、エネルギーはやや低いのが特徴です。
・エン麦の食文化。
エン麦を主食にしてきた国があります。
スコットランドやベラシールでは食用に持ち入れらきたそうです。
現代においてもスコットランドでは、粥にして食べられいるそうですね。
昭和天皇が朝食にオートミールを食していたのは有名ですよね。
洋食スタイルの朝は必ず食されていたようです。
エン麦は21世紀になるとシリアル食品に姿を変え、
私たちの食生活に溶け込んでいるのです。
※オートミールとは?
エン麦を脱穀して調理しやすく加工したもの。
・動物の貴重な栄養源
馬が好む味のようで、濃厚飼料として
現代においても活用されています。
サラブレッド競走馬の飼葉にも利用されてきました。
特に食物繊維は小麦の5倍。お米の10倍の繊維含有量です。
・エン麦とムキエン麦の違い。
殻の掃除の手間が省ける剥きエン麦がありますが、
ただでさえ暇なインコです。
少しでも食の楽しみを与えるあげたいと感じます。
殻を剥いて食べるという触覚的にも味わえるのが殻付きのエン麦です。
また、ムキエン麦は保存方法によっては皮つきと比べて腐りやすいです。
エン麦とは殻がついていれば、種子としてまだ生きています。
殻を剥いた時点で種子でなくなるのです。
ムキエン麦を与えるのは、雛や老鳥、
消化不良のある子に限ったほうが賢明かと思われます。
・気になるエン麦のカロリーとは?
趣をどこに置くかで変わりますが、
エン麦は比較的、低カロリーなシード類になります。
但し、粟、ヒエ、キビと比較すると脂質量はやや高めです。
しかし、ひまわりの種、サンフラワー、麻の実よりも低タンパクです。
どの成分を基準にして、愛鳥の食事コントロールするかは非常に難しいです。
せっかく栄養バランスを考えて可能な限りの種類を配合しても
偏食をする子も少なくありません。
好き嫌いの好みを考えて適した餌をチョイス。
体重の変化を見ながら、一日に与える配合を調整してみて下さい。